目次 | |
◆ オーストラリア留学の魅力 | ◆ 入学願書と留学書類の準備 |
◆ オーストラリアの教育制度 | ◆ 高校進学準備コースとは? |
◆ 私立校と公立校 | ◆ 都市ガイド(ゴールドコースト) |
◆ 留学までのステップ | ◆ 都市ガイド(ブリスベン) |
オーストラリア留学の魅力
南半球に位置するオーストラリアでは、日本が夏の7-8月にはオーストラリアは冬、12-2月には夏になるなど季節は真逆になりますが、時差は1~2時間と殆どないため、到着後も体調を崩すことなく、現地の生活にスムーズに順応することができます。
また、公共交通機関やインフラも世界最高水準で整備されている近代都市でありながら、どの都市もビーチ、高原などアクセスも良く、自然に溢れたクオリティ・オブ・ライフを楽しむことが出来ます
1. 治安がよく、過ごしやすい多民族国家でグローバルな視野を育む
オーストラリアは、英語圏の中でもアメリカに次ぐ留学生が多い国として知られていますが、特に治安などの安全面で高評価を得ています。多民族国家で様々な人種で社会が構成されており、肌の色、宗教、文化、性別、職業などによる差別教育や法整備が徹底し、外国人でも、のびのびと過ごせる社会環境が整っています。また、国民の半数以上が移民や移民の親をもつ家庭で260以上の言語が話されていることから、多文化を尊重する社会の中で学び、暮らすことで、自然とグローバルな視野が育まれます。
2. フレンドリーな国民性やゆとりある住環境
オーストラリアは世界最も大きな島国で日本の20倍の広い国土に、人口は日本のわずか6分の1の約2200万人です。
温暖な気候に恵まれ、都の都市でもビーチや国立公園にアクセスがよく、街には公園が多く緑にあふれており、おおらかでフレンドリーな国民性も世界的に有名です。
留学生を受け入れるホストファミリーの選定基準が高く、住環境もアメリカ同様に広々としています。
3. 留学生を守る留学生のための法律 ESOS 法
オーストラリアには、学生ビザで渡航する留学生の権利を保護する『留学生のための教育サービス ESOS法 』という法律があります。
教育機関側が留学生に教育と訓練を提供する際に満たさなければならない基準を細かく規定し、学生の学習や生活へのサポートやオリエンテーション、18歳未満の場合はホームステイや寮など安全な宿泊施設の確保、苦情など問題解決へのサポート、コース変更や転校時の学費保護サービスなど多岐にわたります。
◆ 全ての留学生の福利厚生
◆ 留学生が、オーストラリア人学生同様の質の高い教育を受けることができる権利
◆ 留学生への正確で公正な情報の提供とアップデート
※現地での保護者・後見人(ガーディアン)制度
18歳未満の単独渡航の留学生には、現地での保護者や後見人(ガーディアン)の選定がより義務付けられています。
ガーディアンの役割は、留学中に後見人となって非常時の連絡先や必要書類のサイン、トラブル発生時に相談や対応に協力など多岐に渡ります。
一般的には、ホームステイ先のホストファミリーや私立であれば学校の事務局などで、滞在先手配時に弊社にて手配いたします。
4. 世界でもトップクラスの教育水準と医療制度の充実
オーストラリアの教育水準は世界的にも非常に高く、幼稚園から小・中・高校まで各成長過程にあった質の高い教育プログラムが充実しています。通常のクラスルーム学習やEラーニング以外にも、生徒の研究、プロジェクトやプレゼンテーション、ディスカッションなどを低学年から多用して大学は世界のトップ100校に6校がランクインしています。
世界中から留学する学生が多いことから、国家として留学生の学習と生活をサポートするシステムの法整備も非常に整っています。
最新設備を導入している大学病院や総合病院、豊富な専門医、24時間利用できる医療通訳や日本語で受診できる医療センターなど医療体制の充実は、留学生にとって大きな魅力です。
※上述のESOS法により、留学生は滞在中の医療費用をカバーする海外留学生健康保険(OSHC)への加入が義務付けられています。
5. 留学時期がフレキシブルな4学期制
オーストラリアの小・中・高校は4学期制で、各学期のお休み(スクールホリデー)は2週間で、日本の夏休みや春休みを利用して短期留学をすることも可能です。
長期留学の場合も、希望の留学時期や日本の学校のカリキュラムなどに合わせて時期を決定できます。
1学期 |
1月末 ~ 4月上旬 | 10週間 |
秋休み |
2週間 | |
2学期 | 4月中旬 ~ 6月下旬 | 10週間 |
冬休み | 2週間 | |
3学期 | 7月中旬 ~ 9月中旬 | 10週間 |
春休み | 2週間 | |
4学期 | 10月上旬 ~ 12月上旬 | 10週間 |
年度末休暇 | 12月上旬 ~ 1月末 | 約6週間 |
オーストラリアの教育制度(小学校・中学校・ 高校)
オーストラリアの義務教育は、日本の幼稚園年長にあたる プレップ(PREP)から高校1年生(Year 10 ) 終了までの11年間です。
学年を決定する誕生月は7月~6月で1学年となります。
オーストラリア(QLD州)の学年 | 年齢 | 日本の学年 | ||
Primary School プライマリー・スクール |
PREP | 6歳 | 年長 | |
Year 1 | 7歳 | 1年生 | 小学校 | |
Year 2 | 8歳 | 2年生 | ||
Year 3 | 9歳 | 3年生 | ||
Year 4 | 10歳 | 4年生 | ||
Year 5 | 11歳 | 5年生 | ||
Year 6 | 12歳 | 6年生 | ||
High School ( Junior ) ハイスクール(ジュニア) |
Year 7 | 13歳 | 1年生 | 中学校 |
Year 8 | 14歳 | 2年生 | ||
Year 9 | 15歳 | 3年生 | ||
High School ( Senior ) ハイスクール(シニア) |
Year 10 | 16歳 | 1年生 | 高校 |
Year 11* | 17歳 | 2年生 | ||
Year 12* | 18歳 | 3年生 |
高校2年生になると?*
義務教育を終えた高校2年生(Year 11 )になると大学進学や専門学校(職業訓練校)など進路によって選択科目が異なります。
進学準備過程よばれる日本の大学での一般教養課程にあたるカリキュラムが始まり、Year 11 とYear 12の2年間に進路のコースに必要な科目を履修します。
Year 12の最終には州の統一試験を受けて、基準スコアに達すると高校卒業資格とスコアによって大学への進学資格を得ることが出来ます。
高校卒業後の進路
公立と私立の違い
学校の種類は私立高校と公立高校の2種類があり、オーストラリアの学校の約70%が公立校です。
カリキュラムは、私立校ではもちろんですが、公立校でも普通科だけでなくアカデミック(Academic 特進コース)、ステム(STEM 理数コース)、アート(ART)、ダンスやスポーツなど学校によって特徴があります。
私立校には、各校で独自の教育プログラムがあり、校舎や校内の設備が充実しているのが特徴です高校卒業後に日本などオーストラリア以外の大学に進学希望者には、国際バカロレア(国際的大学進学資格)コースがある学校もあります。
公立は男女共学ですが、私立には、男子校・女子校・男女共学の3種類があります。
公立校のメリット
1. クイーンズランド州の公立校は、英検資格でOK
これまでオーストラリアの高校への入学にはIELTSという英語試験が必要でしたが、現在は日本の英検資格を代用することができます。
日本の学年 | オーストラリアで同当学年 | 入学に必要な英検のレベル |
中学3年生 – 高校1年生 | 9&10年生(Year 9 & 10 ) | 英検準2級 |
高校2年生 | 11年生( Year 11 ) | 英検2級 |
高校3年生 | 12年生( Year 12 ) | 英検2級 |
2. 費用が私立よりも圧倒的に安い!
長期の留学では、生活費や学費など費用が最も気になるところですが、学費は私立より約半分ほどお得になります。
目安となる1年間の公立校での学費:約 15, 000豪ドル
目安となる1年間の留学生の生活費:約 13, 000豪ドル
※2019年度オーストラリア教育省の統計による。
3. 公立校にも、ESL(英語のサポート)がある
オーストラリアでは、多民族国家で家庭でも英語以外の言語を話す生徒が多いことから、公立校にもESL(英語のサポート)プログラムがあります。授業についていけない場合でも、ESL講師による特別なサポートを受けることが出来ます。
留学までのステップ
日本の高校生(年齢:12歳~18歳) 現地校入学に必要な英語力:
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ステップ 1: 中学・高校留学に必要な英語力の取得 オーストラリアの中学校・高校に入学や編入をするには、IELTS試験のスコアや英検の必要資格 を満たしている必要があります。 英語資格を満たしている場合はそのまま現地校に進むこともできますが、スムーズに授業や学校に慣れるようHSPコースで準備をしてから現地校に入学されるのが一般的です。 ※ 資格要件の英語力を満たしていない場合は、語学学校のHSPコースで英語力を向上させて、資格に値する英語力に達した段階で現地校に入学することができます。 ステップ 2: 留学先の選定(都市・学校・滞在施設) お子様の英語力を確認したら、滞在都市や学校、ホームステイや寮など滞在先の情報収集を行いましょう。 アドバイスやご質問などをお気軽にメールでお問い合わせ下さい。 ご希望者には、スカイプやZOOMでのオンライン相談にも対応しています。 ステップ 3: 入学願書と留学書類の準備(出発の約4~6か月前) 希望の学校など具体的なプランが決まれば、入学願書の準備を始めましょう。 主に必要な書類は、下記となります。 ◆ 卒業証明書(英文) ◆ 在籍証明書(英文) ◆ 英語力証明書(IELTS または英検のスコアレポート) ◆ パスポートのコピー ◆ 入学願書 ◆ ホームステイ(または寮)申込書 ◆ 願書費用などを含めた留学申し込み金
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中学・高校進学準備コース HSP(High School Preparation Course ) 現地校入学前に、該当学年の授業に順応するための英語力を集中的に養うコース。 入学時期:各学期の初め コース催行機関:HSPコース認定の現地校、または語学学校 コース期間:英語力により10週間~40週間 ※ 現地校に必要な英語力を満たしていなくても、語学学校のHSPコースには入学することができます。 |
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希望の現地中学校・高校の年齢と同等の学年へ進学 オーストラリア人学生と同じクラスで、同じカリキュラムを受講します。 英語サポート(ESL)プログラムのある学校では、授業や課題の英語サポートを受けることが出来ます。 |
ステップ 4: ビザ申請や出発準備(出発の2か月前)
◆ 受け入れ校からの入学許可証の確認
◆ ビザ申請
3か月以内の短期留学:一般のETAS観光ビザ
3か月以上の長期留学:学生ビザ
◆ オーストラリア大使館指定病院にて、胸部レントゲン診断を受診(ビザ申請後)
◆ 滞在先の手配(弊社にて行います。)
ホームステイまたは寮
◆ ガーディアン(現地での保護者)の手配(※18歳未満)
◆ 海外留学生健康保険(OSHC)への加入手続き
◆ 航空券の手配
※中学生の単独渡航では、航空会社によっては搭乗サポートサービス(Unacompanied Minor サービス)が利用できます。
ステップ 5: 現地到着
到着日
現地の空港には、到着に合わせてお子様のお名前ボードを掲示した日本語スタッフがお待ちしています。
スタッフと合流後、専用車にてホームステイ先や寮などの滞在先へご案内します。
登校初日までの流れ、及び現地での注意事項などを説明し、ホームステイではホストファミリーと対面、寮では寮母と対面して、留学生活をスタート。
登校初日
登校初日には日本人スタッフが同行して、学校での入校手続きをお手伝いいたします。
安心の現地サポートオフィス
滞在中はゴールドコーストの弊社オフィス、またはブリスベンの弊社提携サポート会社の日本人スタッフが、電話やメール、サポートオフィスでの滞在サポートを行います。
学校やホームステイ、生活面での悩みやカウンセリング、急病やトラブル発生時や急病時の同行やサポートなど経験豊富な日本人スタッフがきめ細かい対応にあたります。
現地オフィスでのサポート内容
◆ 弊社日本語スタッフによる空港送迎(ブリスベンまたはゴールドコースト空港)
◆ 現地到着時にオリエンテーション
◆ 学校との連絡(英文レター翻訳)
◆ 滞在先(ホームステイまたは寮)との連絡代行
◆ 弊社日本語スタッフによる電話カウンセリング、または学校スタッフと様子の確認、保護者への報告
◆ 成績の確認と報告(英文翻訳)
◆ 学校訪問面談(有料)
◆ 電話での緊急時対応(スタッフ派遣が必要な場合は、有料)
◆ 電話やライン、メールでの滞在や生活に関せる相談全般
◆ 観光のアドバイスやチケット・ツアー手配
◆ 日本からご家族が訪問時の旅行手配等
高校入学準備コース HSPとは?
高校進学準備コースは、オーストラリアの現地中学・高校(私立/公立)への進学を目指す留学生のためのプログラムです。
現地校の授業にスムーズに順応できるように英語力を集中して養うためのコースです。英語もリスニングやライティング、文法、スピーキング以外にも数学や理科、社会に特化した英語、アートやスポーツ、論文やプレゼンテーション、コンピュータースキルなどオーストラリアのカリキュラムでの授業習慣や授業スタイルなどを同じ進学を目標とする留学生たちと共にクラススタイルで学びます。
期間は1学期10週間から4学期(1年)40週間で、生徒の英語力や習熟度によって個人差があります。
HSPコースがある現地校や語学学校は限られているため、HSPコースと修了後の現地校は同じ学校である必要はありません。
HSPコース1週間のサンプルスケジュール
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
08:50-09:50 | 英文法 | 数学用語 | スピーキング発音 | 理科(サイエンス)用英作文 | リスニング&スピーキング |
10:00-11:00 | リーディング | リスニング | 小論文 | プロセス・ライティング(英作文) | スペルテスト |
11:10-12:10 | プレゼンテーション準備 | コンピューター | リーディング | コンピューター | 1週間のまとめ |
13:10-14:10 | プレゼンテーション | ハイスクール生活について | コンピューター | スポーツ | 月曜日の課題準備 |
14:20-15:20 | プレゼンテーション | スピーキング(ディスカッション) | アート | スポーツ | 図書館 |
留学中の滞在先
中学生や高校生など18歳未満の未成年の滞在先は、ホームステイまたは学内寮になります。
ホームステイ
ホストファミリーのお宅で生活することで、文化や生活スタイル、英語でのコミュニケーション方法を学ぶ機会が増えるのが利点です。
個室のベッドルーム以外は、家族との共用スペースを利用することができ、3食の食事を提供されます。
学内寮
私立校のみのオプションになります。
寮では2~4名で他の生徒との相部屋になり、食事は食堂で提供され、24時間常駐の寮母がセキュリティーや寮での規則正しい生活、トラブルへの対応などをサポートしてくれます。
他の留学生や遠方に住む国内の学生など同世代の学生たちと交流を深めることができます。
弊社提携校のブリスベンにあるIpswich Girls Grammer School の学生寮
ゴールドコースト
青く美しい海に沿って、70km以上も続く白砂のビーチと海岸線で有名なゴールドコースト。バーレーヘッズなど世界的に有名なサーフィスサーフスポット
州都ブリスベンへも電車や車で1時間でアクセスできるので、週末にはブリスベンに遊びに行くなど二つの都市を気軽に楽しむことが出来ます。
1. テーマパークが5つと動物園
海洋系テーマパークのシーワールドやムービーワールド、オーストラリア最大の遊園地ドリームワールドなどのテーマパークの他にも、マリンスポーツやアクティビティも充実しています。
山側には、世界自然遺産に登録されてるラミントン国立公園や土ボタルの洞窟で有名なスプリングブルック国立公園など見どころも多く、国内でも最も人気の高い旅行先です。
2. 年間を通して穏やかな気候
ゴールドコーストは、夏の暑さも厳しくなく、冬でも20度前後と年間を通して気候が穏やかで、非常に過ごしやすい街です。
年間の晴天日が、なんと約300日以上のサンシャイン・シティと言われ、別荘地としても有名です。
ゴールドコストの平均気温:
冬季(6月~8月) 最高気温:21℃ / 最低気温:11度
夏季(12月~2月) 最高気温:28℃ / 最低気温:20度
3 . 豊富なアクティビティとゆとりある住環境
クイーンズランド州第2の都市として54万人が暮らすゴールドコーストは、学校やショッピングセンターも多くあり、留学生には理想的な郊外都市です。
長い海岸線に沿って街が作られているので、公園やビーチが非常に多く、多くの人がウォーキングやジョギング、ピクニックを楽しんでいます。
また世界でも有名なサーフィスポット Burleigh Headsなど、 サーフィンやジェットスキーなどのマリンスポーツをはじめ、ゴルフや乗馬、釣りやキャンプなど多彩なアクティビティが気軽にできる自然に恵まれています。
ブリスベン
人口約230万人に暮らすブリスベンは、クイーンランド州の州都オーストラリア第3の都市で、街の中心をブリスベン川が流れるリバーシティです。
市の中心部には州都として企業や政府機関などオフィスビルが立ち並び、タウンホールや教会などヨーロッパ風の建築物と近代的なビルが調和していて落ち着いた雰囲気です。
ブリスベン川沿いには、サウスバンクやボタニックガーデンなど市民が憩える大きな公園があり、市民の憩いの場として賑わっています。
ビーチで有名なサンシャインコースト地方とゴールドコースト地方のほぼ中間にあり、どちらへも片道約1時間で行くことが出来ます。